帯状疱疹と、その後に続く痛みについて
- ブログ管理人

- 5 時間前
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「帯状疱疹」という病気を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
帯状疱疹は、子どもの頃に多くの方がかかった「水ぼうそう(水痘)」と同じ水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。
水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体の中の神経節に潜伏しています。その後、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、再びウイルスが活性化し、「帯状疱疹」として発症することがあります。
帯状疱疹では、身体の左右どちらかに、神経に沿って赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れ、強い痛みを伴うことがあります。日本では、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されており、決して珍しい病気ではありません。
帯状疱疹後神経痛(PHN)について
さらに注意したいのが、皮膚症状が治ったあとも痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」です。
帯状疱疹によって神経が傷つくことで、発疹がきれいに治ったあとも、「ズキズキする」「焼けるように痛い」「電気が走るように痛い」といった症状が3か月以上続くことがあります。

実際に利用者様の様子を振り返った際に、
「そっか、この痛みがつらかったんだ」
と、スタッフ一同あらためて納得する場面もありました。
見た目には皮膚症状が改善していても、痛みそのものは続いていることがあります。だからこそ、私たちが日頃から利用者様の小さな変化に気づくことが大切です。
私たちが日頃から観察したいこと
まず大切なのは、発疹や水ぶくれの早期発見です。
帯状疱疹が疑われる皮膚症状や痛みがみられた場合には、早めに医療機関を受診し、必要に応じて抗ウイルス薬による治療を開始してもらうことが重要です。
治療が始まったあとは、
処方された抗ウイルス薬を正しく内服できているか
皮膚を清潔に保てているか
軟膏が処方されている場合は適切に使用できているか
発疹や水ぶくれが広がっていないか
痛みが強くなっていないか
などを観察していきます。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、「皮膚が治った=痛みも治った」とは限らないということです。
発疹が改善したあとも痛みが続いている場合には、帯状疱疹後神経痛の可能性があります。本人の訴えをよく聞き、早めに医師へ報告し、必要に応じて痛み止めなどについて相談するとともに、その後の痛みの変化を継続して観察していくことが大切です。

帯状疱疹は予防も大切です
日本では水痘ワクチンが定期予防接種となっているほか、帯状疱疹を予防するためのワクチンもあります。2025年度からは、65歳の方などを対象として帯状疱疹ワクチンの定期接種も始まりました。
帯状疱疹は、皮膚の病気というだけではなく、その後も長く続く痛みによって生活に大きな影響を与えることがあります。
日頃から利用者様の皮膚の状態や「痛い」という訴えに耳を傾け、早く気づくこと、早く医療につなげること、そして皮膚症状が治ったあとも痛みに目を向けること。
これからも、こうした視点をスタッフみんなで共有しながら、利用者様の小さな変化を見逃さない支援を心がけていきたいと思います。




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