高齢者のスキンケア ~ステロイド軟膏を正しく使いましょう~
- ブログ管理人

- 8月1日
- 読了時間: 2分
高齢になると、皮膚の水分を保つ力が低下し、乾燥しやすくなります。皮膚のかゆみの原因は乾燥であることも多く、毎日のスキンケアがとても大切です。
基本的なケアとしては、入浴で皮膚を清潔にしたあと、保湿剤を毎日塗ることで皮膚のうるおいを保ち、乾燥やかゆみの予防につながります。
訪問看護の現場では、医師の指示に基づいて軟膏を使用することがあります。また、ご家族やヘルパーの方に塗布をお願いする場面も少なくありません。今回は『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021』を参考に、ステロイド軟膏を使用する際のポイントをご紹介します。

ステロイド軟膏は「適切な量」が大切
ステロイド外用薬は、作用の強さによって5段階に分類されています。処方された薬は、医師の指示どおりに使用することが大切です。
塗る量の目安として「FTU(フィンガー・チップ・ユニット)」という考え方があります。
1FTUとは、大人の人差し指の先端から第一関節までチューブから押し出した軟膏の量を指します。この1FTUで、大人の手のひら約2枚分の面積に塗るのが適量とされています。
「薄く塗ればよい」と思われがちですが、量が少なすぎると十分な効果が得られないことがあります。患部がしっとりする程度を目安に、こすり込まず、やさしく均一に伸ばして塗りましょう。

保湿剤との併用方法
保湿剤とステロイド軟膏を一緒に使う場合は、
保湿剤を全身に塗る
湿疹や炎症のある部分にステロイド軟膏を塗る
という順番がおすすめです。
保湿によって皮膚のバリア機能を保ちながら、炎症のある部分にステロイドをしっかり作用させることができます。

症状が改善しないときは早めの受診を
ステロイド軟膏を使用していても湿疹が改善しない場合は、ウイルスや細菌による感染症など、別の原因が隠れている可能性があります。
自己判断で塗り続けるのではなく、早めに医師の診察を受けましょう。
「塗り方が合っているか分からない」「どのくらい塗ればよいの?」など、不安なことがありましたら、訪問看護師にもお気軽にご相談ください。日々のスキンケアを一緒にサポートいたします。




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