🌸 桃の節句に彩りを添える – 奈良一刀彫の雛人形
- ブログ管理人
- 2月27日
- 読了時間: 3分
桃の節句が近づく季節となりました。
先日、訪問した患者様のお宅で、とても美しい雛人形を見せていただきました。
「奈良一刀彫(ならいっとうぼり)の雛人形」です。鮮やかな彩色と優美な表情、そして繊細な彫りの美しさに思わず見入ってしまいました。

🎎 100年以上の時を超えて受け継がれる思い
この雛人形は、利用者様のお母様から贈られた大切なもので、100年以上前に作られたものだそうです。
「桃の節句が近いので、自宅に飾りました」と微笑まれる利用者とその娘様。
その表情から、お母様との思い出や、ご家族への深い愛情が伝わってきました。
私たち訪問看護師は、「その人らしい暮らし」を支えることを大切にしています。
季節を感じる行事や、大切な思い出を共有することも、心のケアの一部だと考えています。
🔎 奈良一刀彫とは?
奈良一刀彫(ならいっとうぼり)は、日本文化の発祥の地、奈良に伝わる伝統工芸の一つです。
その歴史は平安時代末期にまで遡り、「春日若宮おん祭」で芸能を奉納した田楽座の花笠に飾られていた木彫の人形が起源と言われています。
江戸時代後期から明治時代にかけて、**彫刻家 森川 杜園(もりかわ とえん)**によって全国にその名が広まったとされています。※1
🖌️ 奈良一刀彫の特長
奈良一刀彫の魅力は、
鋭いノミ跡が見せる稜角や面
金箔や岩絵具で彩られた華麗な図柄
この美しい調和にあります。伝統を守りながらも、新しい意匠を盛り込んだ名作が今日も作られています。※1
🏡 訪問看護で季節を感じるひとときを
私たち訪問看護ステーションは、**「その人らしい暮らし」**を大切にし、季節の行事や思い出を共有することを通じて、心のケアを大切にしています。
今回のように、
桃の節句を迎える喜び
100年以上の時を超えて受け継がれる家族の思い
こうした人生の豊かさを一緒に感じられる瞬間が、訪問看護のやりがいでもあります。
※1奈良一刀彫のお雛さま。三代目神泉の「雛人形」より参照
※写真およびエピソードは、ご本人様およびご家族の許可をいただいて掲載しています。
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「その人らしい暮らし」を支える訪問看護に興味を持たれた方、季節を感じ、人生の物語を共有するこの仕事を、私たちと一緒に体験してみませんか?
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