🌀「関係づくり」だけでは前に進まない──ある困難事例からの学び📝
- ブログ管理人

- 2025年7月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年7月16日
訪問看護師として、私たちは日々様々な利用者さんと向き合っています。
その中でも特に「困難事例」と呼ばれるケースは、支援者として深く考えさせられるものです。
今回は、私たちが経験したAさんの事例を通して、困難事例への向き合い方について考えたことをお伝えしたいと思います。
🧓Aさんのプロフィール
Aさんは60代、男性、要介護2で独居。
集合住宅の2階にお住まいで、急な階段が課題となっていました。
脳梗塞の既往があり、歩行が不安定なため、ケアマネジャーさんからリハビリの依頼がありました。生活保護を受給されており、経済的な制約もあります。
私たちは当初、Aさんとの信頼関係構築を重視し、リハビリを通して少しでもADL(日常生活動作)の改善に繋げたいと考えていました。
しかし、介入開始からしばらく経ったある日、Aさんからとある申し出がありました。
💥転機となった一言
ある日、Aさんからこんな言葉がありました。
「担当者とは相性が悪いから、変更してほしい。」
私たちはハッとさせられました😯
「信頼関係づくりが何より大事」と思い、丁寧な関わりを続けてきたつもりでしたが、
それだけでは解決しない現実がそこにありました。
🧠一度立ち止まって考える
「そもそもAさんは、リハビリでADL(日常生活動作)が改善する見込みがあるのか?」
改めて関係者で話し合いを行いました。
結果、Aさんには以下のような課題がありました:
👁 30年前の事故による視力障害
🍺 アルコール多飲・低栄養による脊髄変性症
🚶♂️ 歩行状態は非常に不安定で、リハビリによる改善効果が期待しにくい
また、介護保険のサービスには上限があり、十分な支援を提供するには限界がある状況でした📉
🤝今後の支援に向けて
要支援の段階から関わっていた関係機関とも連携し、
これまでの経過を踏まえたうえで、Aさんにとって最適な支援の形を模索していく方針としました📞📋
🔍困難事例からの学び
困難事例では、「問題点を抽出しただけ」では前に進まないという現実があります。
支援を前に進めるには、
⌛これまでの生活や歴史を丁寧に紐解く
🧑🤝🧑 周囲の支援者を巻き込む力(=Power)をもつこと
が重要だと痛感しました。
「リハビリでなんとかする」という視点に固執せず、
その人にとって本当に必要な支援とは何かを問い直す。
その姿勢こそが、支援者に求められる柔軟さと責任なのかもしれません🌈




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